クレジットカードとは?

6748dd2bbf955893a29e81f2a7b13e2a_s『クレジットカード情報』では業界に長年勤務していた管理人が、カードの便利な使い方や、基本的な知識、注意しなければいけない点、審査情報、しくみなどをわかりやすく解説しています。初めてクレジットカードを利用する人はもちろん、すでに使っている人にも役に立つ情報を提供しています。

クレジットカードとは?

クレジットカードは後払い方式でお金を持っていなくても買い物ができるしくみですが、そのため利用するためには信用が重視されます。信用といってもそれほど難しいことではなく、カード利用した支払いを期日までにきちんと支払うということを続けていれば信用を失うことはありません。

クレジットカードを作るときに審査を受けるのは、支払いに関しての信用度を調査するためです。過去に支払い遅延などの記録がなければ、審査に関してはそれほど心配することはありません。毎月定期的な収入があり、遅れの記録がなければクレジットカードの発行に支障はありません。

年金収入や主婦であっても発行可能なクレジットカードはたくさんあります。自分の収入以上のグレードの高いクレジットカードを申し込まない限り不安に感じることはありません。

クレジットカードの利用はとても簡単です。クレジットカード加盟店で買い物をしてレジでカードを提示します。基本的には支払回数を指定して伝票にサインするか、暗証番号を打ち込むだけで支払いは終了します。あとは約1か月後にクレジットカード会社から請求書が送られてくるので、支払い日までに口座に入金しておけば自動的に引き落としされます。

1回払いの場合は手数料はかかりませんが、分割払いやリボルビング支払いを選択した場合には手数料がかかるので注意しましょう。

クレジットカードを利用するうえで重要なのは自分の支払い能力を超えた利用や支払回数を指定しないことです。確実に支払える範囲内で利用することで、信用を失わずに利用を続けられます。長期間信用を維持していれば利用枠のアップなどのメリットもあります。

クレジットカードのしくみ詳細クレジットカードの基本

クレジットカードのお得なサービス

クレジットカードには買い物やお金を借りることができるサービスといった基本的なサービス以外に、お得なサービスも付帯されています。一般的に付帯されているサービスには、海外旅行サービス、ポイントサービスがあります。

海外旅行サービスの代表的なものには海外旅行傷害保険があります。現在発行されているクレジットカードはほとんど海外でも利用することができます。そのため海外旅行先などでの不慮の事故や病気、損害賠償などに対応した保険が自動的に付帯されるカードが多くなっています。

海外旅行傷害サービスは損害保険会社で直接加入することもできますが、クレジットカードに自動付帯されている場合は保険料がカード年会費に含まれるのでお得です。中には年会費無料でも海外旅行傷害サービスが付帯されるケースもあります。

ポイントサービスはクレジットカード以外のカードでも提供されているお馴染みのサービスです。カード利用代金の役0.5%が還元されるので、Tカードといった一般的なポイントサービスの還元率1%と比べると、あまりメリットがないように感じるかもしれません。

しかし0.5%はあくまで基本的な還元率ですので1%を超える還元率にすることも難しくありません。楽天カードのように最初から基本還元率1%のカードも少なくないうえに、専用のネットショップを利用することで還元率を2倍以上にすることもできます。

クレジットカードのサービス詳細クレジットカードのサービス

一般的にクレジットカードに付帯されているサービス以外にも使い方によって還元率を高くすることができるクレジットカードもあります。また基本的なポイントサービスや海外力サービスが充実しているクレジットカードもあります。

お得なクレジットカード詳細お得なクレジットカード

クレジットカードの審査

クレジットカードには審査があるといいましたが、管理人はクレジットカード会社で実際に審査を担当した経験があります。審査といっても預金残高や資産を調査するといったことは行われていません。クレジットカードの審査ポイントは大きく分けて二つあります。それは安定した収入と支払い実績です。

安定した収入はクレジットカードのグレードによって判断基準が違いますが、一般カードを作る場合は定職についていれば問題ありません。10~30万円のカード利用枠であれば、毎月1~2万円支払える能力があれば十分だからです。

支払い実績は過去のクレジット利用の支払いが良好であったかどうかをチェックすることで判断します。クレジットカード会社はすべてCICという個人信用情報機関の会員となっています。またCICIは消費者金融系の個人信用情報機関ともデータを共有しています。つまり過去の支払い遅延や事故などはクレジット系、消費者金融系を問わず約5年間はチェック可能です。

しかし、初めてクレジットカードを作る場合は支払い実績はないことになります。クレジットカード会社では新卒や学生といった若い世代のカード会員を優遇する傾向にあります。そのため、新卒の場合は特別扱いで実績がなくてもクレジットカードは発行することができます。もちろん支払い遅延がなかったことが前提となります。

クレジットカード審査の詳細クレジットカード審査

クレジットカード会社

クレジットカードを発行している会社にはいろいろな業態があります。大きく分けるとクレジットカード発行を専業としている会社、カード以外のクレジットも取り扱う信販会社、上記に当てはまらないその他の業態があります。

カード発行の専業会社としては、JCB、三井住友VISAカード、三菱UFJニコスが代表的です。また信販会社としてはオリコ、ジャックス、アプラスが代表的です。その他の業態では流通系クレジットカード会社と呼ばれるクレディセゾン、セディナなどがあります。それ以外でも交通系クレジットカード会社もなじみのあるクレジットカードを発行しています。

クレジットカード会社はここ10年の間に大きな変化がありました。多くの信販会社やクレジット会社の統合が行われたのです。特に大きな動きとしてはOMCカード、セントラルファイナンス、クオークが合併し、セディナとなったことでしょう。また、旧日本信販が信販事業をジャックスに譲渡し、銀行系クレジットカード会社として三菱UFJニコスとして生まれ変わったことも大きな変化でした。

クレジットカード会社や信販会社の数は市場に比べて多すぎたというのが、こうした合併などに結び付いたのでしょう。また、貸金業法の改正によりそれまでキャッシングで得ていた利益が逆にマイナスとなり、経営が不安定となり銀行グループに吸収されたことも大きな要因です。

クレジットカード会社の解説クレジットカード会社の解説

クレジットカードブランドの違い

クレジットカードのブランドには国内ブランドと国際ブランドがあります。国際ブランドはほとんどの場合日本国内でも一般的な加盟店で利用することが可能です。しかし、国内ブランドしかないクレジットカードは海外で利用することはできません。

そのため国内ブランドと国際ブランドの両方を持つクレジットカードが一般的です。これをダブルブランドと呼んでいます。

ブランドの違いというのは使える加盟店数の違いといってもいいでしょう。同じカード加盟店でもブランドによっては使えたり使えなかったりすることもあるのです。

    • 国際ブランド

主な国際ブランドにはVISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナース、JCBがあります。これらの国際ブランドは独自に日本で加盟店を開拓しているため、国内でも利用できるのです。

VISAとマスターカードは一般向け、アメリカン・エキスプレスとダイナースは富裕層向けというイメージが定着しています。

    • 国内ブランド

国内ブランドには、MUFG、ジャックス、オリコ、セディナといったクレジットカード会社や信販会社のブランドがあります。これらのブランドは個別に国際ブランドと提携して、ダブルブランドでカードを発行しているケースがほとんどです。

JCBはもともと国内ブランドでしたが、海外でも加盟店を開拓して国際ブランドでもあります。三井住友VISAカードはVISAと提携していますが、国内でもトップクラスの加盟店を持っています。JCBとは逆に国際ブランドを国内ブランド化したといえるでしょう。

JCBと三井住友VISAカードは、単独のブランドで国内外で利用可能な数少ないクレジットカード会社です。

クレジットカードの安全性

現金と比べるとクレジットカードはとても安全なシステムだということができます。たとえば、少し高額な商品を買いに行くとします。現金で支払うつもりであれば、銀行へ行ってお金をATMから引き出してお店へ向かうことになるでしょう。万一、その間に盗難や紛失といったトラブルが生じた場合は、現金であれば戻ってくる可能性は低いでしょう。

その点、クレジットカードの場合はカード盗難保険が付帯されているので、もし損害が生じても自分で負担する必要はありません。ほとんどのクレジットカードにはカード盗難保険が付帯されています。一部付帯されていないカードもありますが、それに代わる補償サービスがあるので心配ありません。

カード盗難保険以外にも海外旅行傷害保険や、オンライン不正による損害の補償サービス、カードで購入した商品の盗難や破損を一定期間補償するサービスが付いているカードも少なくありません。これらを考えるとクレジットカードはとても安全なシステムであることがわかるでしょう。

クレジットカードのリスク

クレジットカードのリスクとしては金銭感覚のマヒによる使い過ぎがよく言われています。しかし、これは一昔前の話です。使い過ぎによる自己破産や債務整理などが増加した時期もありますが、度重なる法改正によって現在では健全化されています。現状で自己破産に至るほど過剰な借り入れやショッピング利用などは、したくてもできないと言っていいでしょう。

過去のクレジットカードの使い過ぎによる債務過多は、カードを複数持ちすぎたことが原因です。さらにクレジットカード会社と消費者金融会社の情報交流も不十分だったために、カード会社で限度オーバーになっても消費者金融会社から借り入れできたというのも大きな要因の一つです。しかし、今では、融資やキャッシングを行うことができる貸金業者はすべて情報を交流しています。結果として、ひとりの人間に過剰な貸付することはできなくなっています。キャッシングに関しては利用枠を与えないクレジットカード会社もあり、もはやカードで自己破産などということはあり得ない状況です。

キャッシングはクレジットカードを利用してお金を借り入れできるサービスで、貸金業法によって規制されています。一方でショッピング利用は割賦販売法で規制されていますが、この利用枠にも制限があり、年収に比べて極端に大きな利用枠を設けることはできません。ですから、支払いに関しての大きなリスクは、すでにクレジットカードにはないと言えるでしょう。

他に考えられるリスクはカードの盗難紛失による悪用ですが、これも前述のとおり各種の補償サービスにより全く不安はありません。クレジットカードにはリスクはないと言ってもいいでしょう。

意外に知らないクレジットカードの常識

普段クレジットカードをよく利用する人でも、カード会員規約に一通り目を通しているという人は少ないでしょう。カード会員規約には知らないとあとでトラブルになるような重要なことが記載されています。その中でも特に重要なことを少し解説してみます。

    • クレジットカードはカード会員のものではない

これはどういう意味かというと、クレジットカードの本体そのものはクレジットカードの発行会社に所有権があるという意味です。カード会員はクレジットカード会社からカードを借りているだけなのです。所有権をカード会社が持つのは重要な意味があります。

もし、カード会員に所有権があると譲渡も自由にできることになります。そうなるとクレジットカード本体を売り買いできることになり、カード会社にとっては不都合が生じます。そのためカード会員には貸与という形をとり、クレジットカードを補完する義務も課しているのです。

    • クレジットカードの請求は誰が使ってもカード会員に行う

基本的にクレジットカードを利用できるのはカード会員だけです。家族であっても勝手に使わせることはできません。家族に使わせるためには家族カードを作るしかありません。

そのため、クレジットカードの利用代金は必ずカード会員に対して行われます。家族や第三者が使ったのでそちらに請求してくれとは言えないのです。もし、そんなことを認めてしまったら、クレジットカード会社にとっては請求先がその都度変わることになり、正常に請求できなくなってしまうでしょう。

カード会員が意図的に第三者に利用させた場合以外にも、紛失や盗難によって第三者に使われてしまった場合でもカード間への請求が行われます。基本的にカードの保管状態がよくなかったということになり、保管義務にも違反しているからです。

ただし、特殊なカードを除いて一般的にはカード盗難保険が付帯されているので、保険が適用されるケースだけはカード会員への請求が免除されます。

    • サインと暗証番号の取り扱いは慎重に

クレジットカードを利用するうえでカード会員であることを証明するのは、暗証番号やサインだけです。当然のことながらその取り扱いには注意が必要です。第三者はもちろん家族にも知られてはいけません。特に暗証番号は意図的に教えることはもちろん推測されて使われたとしてもカード会員の責任となります。

クレジットカードを盗難・紛失してキャッシングを悪用されてもカード盗難保険は適用されません。キャッシングは暗証番号なしでは利用できないので、暗証番号の管理が悪いということになるからです。

日本のクレジットカードと海外のクレジットカードの違い

日本のクレジットカードは海外発行のクレジットカードと比べると、いろいろな違いがあります。特に支払方法に関してはほかの国にはないものがあります。

海外のクレジットカードはリボ払いが基本

海外ではクレジットカードと言えばリボ払いが一般的です。というよりもリボ払いしかないと考えたほうがいいでしょう。1回払いができるカードはありますが、チャージカードと呼ばれていてクレジットカードとは別扱いになります。チャージカードは主にダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスといった富裕層向けのカードです。

日本のクレジットカードでは1回払い、2回払い、リボ払い、分割払い、ボーナス一括払いといった複数の支払い方法ができるクレジットカードが一般的です。リボ払いと1回払い以外は海外にはない支払方法です。なぜこうした支払い方法があるのかというと、信販会社が発行したクレジットカードにその理由があります。

ショッピングクレジットの支払い方法をクレジットカードに導入

クレジットカードの発行を開始する以前は、ショッピングクレジットがクレジット事業の中心でした。クレジット事業は信販会社が行っていましたが、クレジットカードを発行するときにショッピングクレジットの支払い方法をそのまま導入しています。そのため、分割払いやボーナス払いといった特殊な支払方法が定着したのです。

銀行系クレジットカード会社は1回払以外の支払いができなかったので、信販会社は分割払いができることをうたい文句にしてクレジットカード会員を募っていました。その後、銀行系クレジットカードでもリボ払いが認められ、現在では分割払いを含め、信販系クレジットカードと支払方法での違いはありません。

口座振替によるクレジットカードの支払いは日本だけ?

日本のクレジットカードは口座からの自動引き落としによって支払うことができます。これに対して海外のクレジットカードは銀行がカード発行している関係で、個人小切手で支払うのが一般的なようです。ミニマムペイメント方式(最低支払金額設定)のリボ払いなので、最低支払金額以上であればいくらでも支払えるシステムです。

日本ではクレジットカードを発行しているのは、独立したクレジットカード会社です。そのため銀行窓口のように支払いを受け付けることができないので、自動引き落としによる支払いが一般的です。クレジットカード会社にとっても入金確認が早く、カード会員は給与所得者であれば銀行に出向く必要もなく便利です。

磁気ストライプの仕様が違う海外クレジットカード

日本のクレジットカードと海外のクレジットカードでは磁気ストライプの規格が違います。そのため海外クレジットカードが利用できるATMは少ないのが現状です。日本のATMでVISAのATMネットワークのPLUSやマスターカードCirrusのロゴマークがあるのは、ゆうちょ銀行、セブン銀行、JR東日本の駅にあるVIEW ALTTE(ビュー・アルッテ)や外資系の銀行ATM(シティバンク銀行など)に限られています。

先進国といっている割にはクレジットカードが使えるATMが少ないのは恥ずかしいことですが、東京オリンピックまでには全国の銀行ATMで使えるように計画が進んでいるようです。